物価高 低賃金 22,7,4
賃金が上がっていない。ここ30年の長い間。平均賃金で韓国にも抜かれているという。なぜ。
イギリスでは賃上げを求めて交通労働者が大規模なストを実行した。フランスでも黄色いベスト運動に見られるようにスト デモは盛んにおこなわれている。イタリア、ドイツ、オランダなどの西ヨーロッパの国々も同様なのではないか。メディア テレビ・新聞などからはよくわからないが。アメリカ合衆国のストの話は聞かないが、デモは盛んにおこなわている。
「他人(ひと)に迷惑をかけてはいけない。」メディや教育を通じて盛んに要請された。一種のプロパガンダかな。ストは当然他人に迷惑をかける。だからやってはいけない。心理的にもストはやるべきではない。ということになる。それよりも組合自体にストを打つだけの力がない。幹部も上部団体も労使協調路線あるいは労使政府協調路線と言っていいのか。デモも同様なのか大変少ない。大規模なものはほとんどない。
賃金、物価などについても欧米では、働く者も経営する者も政治指導者も緊張感をもって活動しているように見える。だからこそ企業を経営する側も働く者の要求を無視できない。ある程度満たすようにしざるを得ない。それだけ緊張感のある企業活動がされているのではないか。
日本ではそんなことはないようだ。みんな仲良く。ストもないデモもない。賃金は上がらない 上げない。
2020年4月半ばからは私もマスクを必ず着けるようになった。マスクがなかなか手に入らなくて困った。洗ったりして再利用をしてまで着けた。1970年代だったらどうなんだろう。欧米ほどでなくてもマスクは嫌だという人たちが声を上げたのではないか。高齢者の私はマスクを着けたであろうが。
開放感がないというか自由さがないというか。「空気を読め」と大勢順応主義にメディアも協力。個性の尊重などと言いながらみんな一緒に仲良くしなさい。少数者は我慢し従いなさい。これが大勢。
戦後 戦争や古い道徳的規制から解放されて、ストもありデモもあった。学生運動もあった。食うに精いっぱいの人が大多数だったが”希望と自由”あったように思う。”それが戦後の「力」だったのでは。70年代まではそれが残っていたがバブルの間に忘れられてしまった。活力のない何か息苦しい日本になってしまったように思う。
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